パスポート認証は「必須ではない」。でも、なしだと不便
中国で Alipay を使うのに、パスポート認証(passport verification)は絶対条件ではありません。メールアドレスとクレジットカードだけでも QR 決済は始められます。ただし認証なしのままだと 利用限度額が低く抑えられ、地下鉄の乗車 QR など 決済以外の一部機能が止まる ことがあります。「QR でちょっと払えればいい」なら認証なしでも回りますが、現地で何のひっかかりもなく動きたいなら、出発前に認証まで済ませておく のが結局ラクです。
Conclusion
3行で言うと、こう。
- 認証なしでも QR 決済は可能。ただし限度額が下がり、地下鉄 QR など一部機能が制限される
- 必要なのは 電話番号認証(日本の番号でも可)+パスポート登録+カード登録の3点
- 認証は 出発前に日本で完結できる。現地で慌てて撮ると失敗しやすいので前もって済ませる
認証なしで、どこまで使える?
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QR 決済はできるが、限度額が下がる
パスポート未認証でも QR 決済自体は使えます。ただし限度額が低く、目安は 1回 500 米ドル・年間 2,000 米ドル相当 まで。認証を済ませると 1回 5,000 米ドル・年間 50,000 米ドル相当 まで引き上げられます(2024 年に外国人向けの枠が緩和されました)。短期の都市旅行で QR を少額使う程度なら未認証でも足りますが、ホテルや高額決済まで Alipay で通すなら認証しておくのが安全です。
- 02
決済「以外」の機能が止まることがある
未認証だと QR 決済以外 が制限される場合があります。代表例が 地下鉄の乗車 QR。Alipay は改札用の QR を表示できますが、これが認証前だと使えないことがあります。一部のミニアプリ経由の決済も同様。「移動も全部 Alipay で」と考えているなら、認証は実質ほぼ必須です。

Warning
どうしても認証したくない場合の割り切り
プライバシー上の理由などで絶対に登録したくないなら、QR 決済だけに用途を絞り、地下鉄は券売機・現金で乗るという割り切りで旅行自体は可能です。ただ不便は確実に増えます。補助の現金を多めに持つ前提で判断してください。
パスポート認証のやり方
完全な認証には 電話番号認証・パスポート登録・カード登録 の3点が必要です。アプリの「Account」画面から進めます。
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Step 1 認証を始めるとき
Account から登録を開始
登録メニューを開く
アプリ下部の 「Account」 を開き、「Add account info to complete registration」 をタップ。ここから電話番号・パスポート・カードの追加に進みます。パスポート原本を手元に用意しておきましょう。
Account 画面の「Add account info to complete registration」から開始(左)。登録メニュー(右)で電話番号・パスポート・カードを追加。 -
Step 2 電話番号が未登録のとき
電話番号認証(日本の番号でOK)
本人連絡先を登録
メールアドレスで登録していて電話番号が未認証なら、ここで登録します。国番号を「+86」から「+81(日本)」に変更するのを忘れずに。日本の携帯番号に届く SMS の認証コードを入力すれば完了です。登録時に電話番号で始めた人はこの手順は不要です。
「Enter a new mobile number」で国番号を +81 に変えて入力(左)。届く SMS 認証コードを入力(右)。 -
Step 3 情報を入れるとき
パスポート情報を入力
記載通りに正確に
氏名・生年月日・パスポート番号などを パスポートの記載どおりに 入力します。入力誤りは差し戻しの原因になるので、ここは丁寧に。

パスポート記載の情報(氏名・生年月日・パスポート番号など)を、記載どおりに入力する。 -
Step 4 撮影するとき
顔写真ページを撮影して提出
鮮明な画像で一発通過を狙う
顔写真のあるページを撮影して提出します。コツは 明るい場所で・影と反射を避け・ピントを合わせる。不鮮明だと NG になり、再提出で時間を取られます。ページ全体がフレームに収まり、文字が読めることを確認してから送りましょう。

顔写真ページ全体がフレームに収まるよう撮影。明るい場所で影・反射を避け、文字が読めるか確認して提出。 -
Step 5 確認するとき
認証完了をチェック
状態を見届ける
処理が完了すると Account 画面の「Add account info to complete registration」の表示が消えます。状態を確かめたいときは、設定(⚙)→「Account and Security」→「Identity Information」で現在の認証状況が見られます。

認証が完了すると「Add account info to complete registration」の表示が消える。これで認証成功。
Warning
認証は出発の3〜5日前までに
パスポート画像の審査には時間がかかることがあり、現地で慌てて撮ると ネットワーク不調や撮影品質 で失敗しがちです。出発前に余裕を持って済ませ、できれば少額のテスト決済まで想定しておくと安心です(ただし日本国内では決済テスト自体ができない点に注意 → Alipayの始め方)。
カード登録は Wise デビットが安心
認証に必要なカード登録では、メインのクレジットカードを直接さらさない のがおすすめです。
★ Editor's pick · For frequent travelers
Wise デビットカード
Wise デビットなら、アプリから 使い捨てのカード番号 を発行して Alipay に登録できます。万一の情報漏れや不正検知による停止に強く、帰国後は番号ごと削除も可能。海外決済手数料も低く、中国本土での運用に相性が良いカードです。
よくある質問
Q1.パスポート認証をしないと QR 決済も使えませんか? +
いいえ、未認証でも QR 決済は使えます。ただし限度額が低く(目安 年間 2,000 米ドル相当)、地下鉄 QR など一部機能が制限されます。決済以外も使うなら認証しておくのが無難です。
Q2.日本の電話番号でも認証できますか? +
できます。国番号を +81 に変更して日本の携帯番号を入れ、SMS の認証コードで完了します。中国の電話番号は必須ではありません。
Q3.パスポート写真が何度も NG になります。 +
明るい場所・影と反射なし・ピント合わせ が基本です。ページ全体を枠内に収め、文字が読めるかを送信前に確認してください。暗い室内や斜め撮りが失敗の多くの原因です。
Q4.認証済みかどうかを後から確認したい。 +
Account 画面右上の設定(⚙)→「Account and Security」→「Identity Information」で現在の認証状況を確認できます。